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最終処分場めぐり、候補地町長らが抗議文

2014年10月20日 21:36
最終処分場めぐり、候補地町長らが抗議文

 福島第一原発事故で、放射性物質に汚染された「指定廃棄物」の最終処分場をめぐり、候補地に選ばれた宮城県加美町と栃木県塩谷町の町長が、環境省が事前通告なく現地調査を行ったとして、抗議文を提出した。

 加美町・猪股洋文町長「ひそかに現地調査を実施するという行為は、安心な暮らしを切望する地域住民の思いを踏みにじる暴挙」

 加美町の猪股町長は、町への事前通告なく、建設予定地の調査が行われたことに不信感を示すとともに、今後の現地調査の即時停止を求めた。また、最終処分場が建設されれば、風評被害は避けられないとし、計画の白紙撤回を求めた。

 環境省は、今後、理解を得るため、住民説明会を開いたり、町長などと意見交換の場を設けたりしていきたいとしている。