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小渕経産相 ネギなどの購入は贈答品と説明

2014年10月20日 12:09
小渕経産相 ネギなどの購入は贈答品と説明

 小渕経済産業相は、自らの政治資金の問題を巡り20日朝、安倍首相に辞表を提出し、安倍首相もこれを了承した。

 20日午前、経産省で行った会見で、小渕経産相は以下のように述べた。

 「大変お騒がせをしてしまったこと、ご心配をおかけしていることに対し、ご迷惑をかけているすべてのみなさまに心からのおわびを申し上げます。自らのこうした問題によって経済産業大臣として、経済政策、エネルギー政策に停滞をもたらすことは許されることではありません。ここで大臣の職を辞し、こうした疑念をもたれていることについてしっかり調査をし、皆さま方にお示しができるよう、そのことに全力を傾注していきたいと考えています」

 「安倍内閣の一員として経済の再生、女性の輝く社会の実現、その他さまざまな課題に対し、何一つ貢献ができなかったことを心から申し訳なく、おわびを申し上げたいと思います」

 小渕経産相は、政治資金でネギなどを購入していたことについては、選挙区以外のお世話になった人への贈答品だと説明し、「政治活動と認められるものだと思っている」と話した。

 一方、後援会が開催した観劇会で、劇場側への支払いと参加者から集めた金額が大きく食い違っている問題については、収支報告書の記載に「大きな疑念があると言わざるを得ない」「私自身が分からないことが多すぎる」と述べ、弁護士など第三者の専門家を入れ調査を行う考えを示した。

 その上で、経済・エネルギー政策の停滞は許されない、と閣僚を辞職する理由を述べ、時折、涙ぐみながら「何一つ貢献できなかった」と陳謝した。