北朝鮮との国境に位置する中国・遼寧省の丹東で、多くの北朝鮮企業が参加する大規模な見本市が１７日から開かれている。

　この見本市は、中国と北朝鮮の経済協力強化を目的に開かれているもので、今年で３回目となる。会場には多くの北朝鮮企業が出展していて、特に多くの中国人が訪れる北朝鮮の観光地・金剛山の特産品や健康食品、化粧品などが人気を集めていた。

　一方、去年は１００社あまりの北朝鮮企業が参加したが、今年は６６社と大きく減っている。人もおらず物もない貿易会社のブースなど、会社名だけのブースも目立った。北朝鮮最大の貿易相手国・中国との関係の冷え込みが指摘されており、今回の見本市はそうした両国の関係を伺わせるものとなった。