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台風19号 国頭村で最大瞬間風速45m超

2014年10月12日 8:11
台風19号 国頭村で最大瞬間風速45m超

 大型で強い台風19号は、沖縄本島地方を暴風域に巻き込みながら北北西に進んでいて、沖縄ではケガ人や停電などの被害が出ている。那覇市から川満アンリリポーターが中継。

 那覇市内では現在、雨は小康状態だが、時折、ビルの間を吹き抜けてくる強い風に体を揺さぶられる。街路樹も大きく揺れていて、道路には折れた枝が散乱している。沖縄本島北部の国頭村では12日午前0時36分に、45.3メートルの最大瞬間風速を観測した他、12日午前1時半までの24時間の雨量が514ミリに達した。

 強風の影響で、那覇市の20代の男性と糸満市の9歳の女児がいずれもドアに挟まれて指を切断するなど、沖縄県内で計23人が重軽傷を負った他、建物の屋根やシャッターが飛ぶなどの被害も出ている。

 沖縄県内では沖縄市や名護市などで計9万世帯以上を対象に避難勧告が出され、12日午前4時現在、752人が公共施設などに自主避難している他、12日午前6時現在、約5万3500世帯が停電している。

 また、11日は全便が欠航した那覇空港では、12日も午前の便を中心に欠航が続く見込み。

 沖縄本島地方が台風の暴風域を抜けるには、まだ時間がかかりそうで、引き続き強風の他、高波や高潮への警戒が必要。