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御嶽山噴火 発見4人のうち1人の死亡確認

2014年10月4日 17:52
御嶽山噴火 発見4人のうち1人の死亡確認

 御嶽山の噴火から1週間となった4日、16人の行方不明者の捜索が再開された。新たに4人が心肺停止の状態で発見され、1人の死亡が確認された。

 長野・木曽町の旧上田小学校の体育館には、4番目に見つかり、ヘリコプターで搬送された人が午後4時半頃に到着した。搬送された人はすぐに死亡が確認された。性別はまだわかっていない。残る3人もまもなくこちらに運ばれてくる見通し。噴火からちょうど1週間がたち、収容された人は51人にのぼっている。

 捜索は地上部隊と自衛隊ヘリコプターで運ばれた部隊に分かれて行われた。正午すぎに2人が心肺停止状態で見つかったことがわかり、その1時間後に「さらに1人を発見した」と発表された。また、夕方になってニノ池付近で1人が見つかり、自衛隊ヘリコプターで麓まで降ろされた。4日の捜索は午後3時に打ち切られ、計4人が新たに見つかったことになる。

 3日ぶりの本格的な捜索となり、自衛隊が地雷除去に使うプラスチックにも反応する探知機が持ち込まれた。また、登山道や山小屋以外に捜索範囲を広げたが、雨でぬかるんだ火山灰で捜索は難航していた。

 行方不明者の家族は木曽町の待機所に次々と訪れ、慌ただしさを増していた。台風18号の接近により、5日朝から雨で捜索ができないことが予想されるため、捜索隊にとっても正念場の活動になったようだ。