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気象庁 長野・王滝村に臨時の雨量計を設置

2014年10月3日 19:24

 火山活動が続く御嶽山について、気象庁は引き続き突発的な噴火に警戒を呼びかけるとともに、断続的に強い雨が降る恐れがあることから、長野県王滝村に臨時の雨量計を設置した。

 気象庁によると、火山性微動は振幅の増減を繰り返しながら続いているため、現在も火山灰を噴出するような噴火が続いていると推定されるという。

 一方で今後の火山活動の見通しについては地殻変動など地下のマグマの動きを示すデータに変化が見られないことから、居住地域に影響を及ぼすような大きな噴火にはならないとしている。しかし、火口から4キロの範囲では先月27日の噴火と同規模の突発的な噴火が起こる恐れがあるとして、引き続き、大きな噴石の飛散や火砕流に警戒を呼びかけている。

 また、気象庁は御嶽山周辺で火山灰による土石流発生が懸念されていることから、火口から約10キロ離れた長野県王滝村に臨時の雨量計を設置して、3日から観測を始めた。台風18号の影響などで断続的に強い雨が降る恐れがあることから、観測をきめ細かく行うのが狙い。