香港で行われている民主的な選挙を求める大規模なデモは、４日連続となった。祝日に入ったため、若者に加えて社会人も多く参加し、抗議行動の幅は広がっている。

　香港政府の前や複数の繁華街には、１日昼過ぎから人々が集まり、夜には数万人の規模に膨れ上がった。１日は中国の建国記念日で、２日まで２日続けて祝日となることから、これまでの学生らに加えて、社会人なども多く参加した。

　今回のデモは、中国本土ではほとんど報じられていない。本土から香港を訪れた人は、「我々大陸の立場からすると、（国会にあたる）全人代も最高立法機関。（選挙制度を変えるという）決定は合法的だと思う」と話した。

　デモ隊は「永久に撤退しない」と強気の構えを見せていて、混乱が長期化する可能性も出ている。