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アフガニスタン新政権、米と安保協定に調印

2014年10月1日 9:42

 アフガニスタンで先月30日、来年以降もアメリカ軍の駐留を可能にする安全保障協定の調印式が行われた。

 アフガニスタンの首都・カブールで開かれた調印式には前日、就任したばかりのガニ新大統領も出席した。アメリカ軍は今年いっぱいで戦闘任務を終えるが、この協定により、来年以降も駐留することが認められた。アメリカ軍は来年初めの段階で約9800人が駐留し、治安維持やアフガン軍の訓練にあたりながら徐々に人員を減らして2016年末の撤退をめざす。オバマ大統領は、「アフガニスタンの新政府が我々を引き続き支持するものだ」と、協定を歓迎する声明を発表した。

 しかし、ガニ大統領の就任式当日にもカブールの国際空港近くで反政府勢力タリバンによるとみられる自爆テロが起きるなど、治安が回復できるかはいぜん不透明。