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NYダウ28ドル安 終値1万7042ドル

2014年10月1日 7:58

 30日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、発表された経済指標が低調だったことから、30ドル近く値を下げて取引を終えた。

 この日はまず、民間調査会社がアメリカの景気指標として重視される全米の主要都市圏の7月の住宅価格指数を発表したが、前月比で0.5%低下し3か月連続のマイナスとなった。これは市場の予想を下回る結果で、市場では売りが優勢となった。また、別の調査会社が発表した先月の消費者信頼感指数も前月を下回り、景気の先行きに対して前向きな見方が低下していることを示す結果となった。

 一方で、市場関係者によると「芳しくない指標が相次ぎ発表されたことで、利上げの時期は早まらないのではとの見方も強まりそこまで売りは広がらなかった」という。

 こうしたことからダウ平均株価は前日比28ドル32セント安の1万7042ドル90セントで取引を終えた。また、ハイテク株中心のナスダック総合指数は同12.46ポイント安の4493.39で取引を終えている。