日銀が企業に対して行うアンケート「日銀短観」で、大企業製造業の景気認識は２期ぶりに改善した。

　９月の日銀短観では、景気が「良い」と答えた割合から「悪い」と答えた割合を引いた指数が大企業の製造業でプラス１３となり、前回の６月の調査から１ポイント改善した。小幅ながら、大企業製造業の景気認識が改善したのは２期ぶり。要因は消費税増税に伴う駆け込み需要の反動減が和らいだことなどで、特に「自動車」は前回の調査から７ポイント上昇した。

　一方、３か月後の景気の先行きについては、ほぼ横ばいになると見込まれている。