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NYダウ41ドル安 終値1万7071ドル

2014年9月30日 7:23

 29日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、香港の大規模デモが懸念材料となり、ダウ平均株価は値動きが大きな展開になった。

 取引開始直後から大きく値を下げて始まった29日のニューヨーク株式市場は、ダウ平均株価が一時、最大で170ドル余りの下落幅となった。その原因は香港で起きている大規模なデモで、政府のトップを選ぶ選挙制度の改変に民主派の市民らが反発しているものだが、投資家は中国経済への悪影響を懸念、中国と経済的なつながりが深いヨーロッパの株式市場が下落した。

 ニューヨークの市場もこの影響を大きく受けたが、その後はアメリカの個人消費などの経済指標が市場の予想より良かったことを受けて安心感から買い戻しが進み、下げ幅を縮める結果となった。

 結局、優良株で構成するダウ平均株価は前週末比41ドル93セント安の1万7071ドル22セントで取引を終えた。また、ハイテク株中心のナスダック総合指数は同6.34ポイント安の4505.85で取引を終えている。