“香港デモ”収拾の見通し立たず
香港では、政府のトップを選ぶ選挙制度の改変に民主派の市民らが反発して大規模なデモを複数の箇所で行い、事態が収拾する見通しは立っていない。
香港政府のトップである行政長官の選挙をめぐっては、先月、民主派の立候補を事実上、排除する仕組みが決定されたことに民主派が反発。「金融街を占拠する」として香港政府前や繁華街など複数の箇所で大規模なデモが続けられている。すでに日は沈んだが、香港政府前は人で埋め尽くされている。
香港政府は、武装した警官隊を撤収させるなど軟化姿勢を示し、デモ隊にも解散を呼びかけたが、デモ隊の数は増え続けている。
周辺では、飲食店などが臨時休業するなど、市民生活にも影響が出ている。