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噴石の飛散や火砕流の危険に警戒を~気象庁

2014年9月29日 17:53

 27日に7年ぶりに噴火した岐阜と長野県境にある御嶽山では、29日も活発な火山活動が続いている。山頂火口から4キロ程度の範囲では、引き続き大きな噴石の飛散や火砕流の危険があるため、気象庁は警戒を呼びかけている。

 29日午後2時50分の気象庁の観測によると、依然として噴火は続いていて、噴煙は火口から約500メートルまで上昇して東の方向に流れている。火山性地震の回数は27日が365回、28日は130回、29日は午前0時から午後2時までに29回と日を追うごとに少なくなっている。

 しかし、今後も山頂火口から4キロ程度の範囲では、突発的な噴火による大きな噴石の飛散や火砕流が発生する危険があるため、気象庁は警戒を呼びかけている。

 さらに、御嶽山周辺の岐阜県と長野県の地域では火山灰にも注意してほしいという。