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北朝鮮外相が国連で演説 日本には言及せず

2014年9月28日 13:20

 アメリカ・ニューヨークの国連本部で27日、北朝鮮の李洙ヨン外相が一般討論演説を行い、朝鮮半島周辺で合同軍事演習を行うアメリカと韓国を強く批判したが、日本については言及しなかった。

 北朝鮮の外相がアメリカを訪れるのは15年ぶり。李外相はまず、北朝鮮が金正恩第1書記の下、「建設ラッシュに沸いている」と述べた上で、経済成長を続けるために、「今ほど平和と緊張緩和が私たちにとって貴重な時はない」と強調した。その上で、アメリカと韓国が毎年行っている合同軍事演習について、「平壌を占領することが目的」と非難した。日本への言及はなかった。

 一方で、中国の王毅外相は日本を念頭に、「人類の正義と良心を維持し、侵略を否定し、歴史をゆがめる者に、逃げ場を与えないようにしましょう」と述べた。来年で第2次世界大戦終結から70年になることに関連した発言で、日本を暗にけん制した形。

★李洙ヨンの「ヨン」は土へんに「庸」