北朝鮮の国営テレビは２５日、金正恩第１書記が足を引きずって歩く映像を放送した際、「不自由な体で指導を続けられている」と述べ、金第１書記の健康に何らかの問題があることを示唆した。

　朝鮮中央テレビは２５日、金第１書記の現地指導をまとめた記録映画を放送した。

　朝鮮中央テレビ「不自由な体にもかかわらず、人民のために指導を続けられる元帥さま」

　国営テレビは、これまでも金第１書記が足を引きずって歩く映像を放送していたが、「不自由な体」と述べたのは初めてで、健康上の問題を抱えていることを示唆した形。

　こうした中、平壌では国会にあたる「最高人民会議」が開かれ、新たな人事が発表されたが、金第１書記は姿を見せなかった。

　金第１書記の動静は、今月３日を最後に３週間にわたって報じられていない。