２５日の東京株式市場で日経平均株価は値を大きく上げ、３営業日ぶりに年初来高値を更新した。終値は前日比２０６円６９銭高の１万６３７４円１４銭。

　２４日のアメリカ・ニューヨーク株式市場では、アメリカの住宅関連の指標が大幅に伸びたことを受けて、アメリカの景気の改善にさらなる期待が広がり、ダウ平均株価は１５０ドル以上値を上げた。アメリカの株高を受けて、２５日朝の東京株式市場でも日経平均株価は取引開始直後から上昇した。外国為替市場で円相場が１ドル１０９円台前半と前日に比べて円安に傾いているため、自動車などの輸出関連銘柄を中心に買い注文が優勢となった。

　２５日は９月末配当の権利付き売買の最終日であることから、その配当を目的とした買いも入り、日経平均株価を押し上げた。

　東証１部の売買代金は概算で２兆３３１７億円。売買高は概算で２３億７９６９万株。