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NY株116ドル下落 空爆への懸念広がる

2014年9月24日 7:39

 23日のアメリカ・ニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、シリアでのアメリカ軍などによる空爆についての懸念から110ドル以上と大きく値を下げて取引を終えた。

 この日は、シリアにおいてアメリカ軍などがイスラム過激派の「イスラム国」などに対し空爆を行ったことが発表され、ニューヨーク株式市場では地政学的リスクへの懸念が強まったことから売りが優勢となった。

 また、前日にアメリカ財務省が企業の海外移転による課税逃れ防止策を発表したことも売りの要因となった。さらに、発表された9月のEU圏における企業の景況感指数が低調で、ヨーロッパ株が下がったことがアメリカの株式市場にも波及し、株価はさらに低迷した。

 こうしたことからダウ平均株価は前日比116ドル81セント安の1万7055ドル87セントで取引を終えた。

 ハイテク株中心のナスダック総合指数は前日比19ポイント下げ、4508.69で取引を終えている。