東シナ海を北上している台風１６号の影響で、沖縄では風が強く、海上は大しけになっている。

　台風は２２日午前９時現在、強い風の範囲が広く、沖縄の先島地方は強風域に入っている。今後、台風は大陸の沿岸を北上し、２４日以降、進路を東へ変える見込み。台風の勢力が強まる可能性は低いものの、西日本に近づいた場合、雨の量が多くなるおそれがある。

　沖縄の与那国島では２１日午後１１時２０分、最大瞬間風速３３．８メートルを観測し、今も強風と大しけが続いている。この後も３０メートルに達する非常に強い風が吹くおそれがあり、海上は先島諸島で最大５メートル、沖縄本島地方で最大４メートルのしけが続く見込み。高波に警戒し、強い風や突風に注意が必要。