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公明党大会 山口代表「安倍内閣を支える」

2014年9月22日 1:16
公明党大会 山口代表「安倍内閣を支える」

 公明党は21日、党大会を開いた。続投が承認された山口代表はあいさつで、連立与党として安倍内閣を支えていく姿勢を強調した。政治部・渡邊翔記者が報告する。

 山口代表「『実行実現内閣』として新出発した改造内閣を連立与党としてしっかり支え、国民のための政策実現に不退転の決意でまい進してまいります」

 自民党との連立も通算で10年を超え、連立政権の維持は公明党のいわば基本姿勢と言っても過言ではない。そのため、山口代表は今回の人事で、井上幹事長ら党幹部を軒並み続投させた。一方、党大会で井上幹事長は、「中道政党として『公明党らしさ』をさらに発揮していく」と強調した。

 党内には、「安倍首相とはもともと政策的に距離がある」との声が根強くある。先の通常国会でも公明党は集団的自衛権の行使容認で妥協を強いられ、党内は大きく揺れた。年末には消費税率を引き上げるかどうかの判断に伴って、公明党が譲れない軽減税率導入の議論が待ち受ける。統一地方選挙を来年春に控え、ある党幹部は「集団的自衛権の二の舞いは何としても避けたい」と話す。

 自民党の1強他弱と言われる状況の中で、「政権のブレーキ役」として、どのように存在感を示していくのか。公明党にとって難しい課題が待ち受けている。