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ウクライナ東部和平協議 緩衝地帯を設置へ

2014年9月21日 8:08

 ベラルーシで行われたウクライナ東部を巡る和平協議で、ウクライナ政府と親ロシア派は、幅30キロの緩衝地帯を設けることなどで合意した。

 19日夜から20日未明まで続いた和平協議で、ウクライナ政府と親ロシア派は9項目の覚書に署名した。覚書には、24時間以内に幅30キロの緩衝地帯を設置することや、OSCE(=ヨーロッパ安全保障協力機構)の監視団を配置することなどが盛り込まれている。

 しかし、ウクライナ政府によると、20日も砲撃が続いており、和平は見通せない状況。

 一方、タス通信によると、ロシアの人道支援物資を積んだトラックの車列が20日、親ロシア派が支配するドネツク市に到着した。これまでと同様に、ウクライナ側の同意を得ておらず、国境管理を無視した形での越境を繰り返している。