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G20閉幕「継続的な需要の弱さに直面」

2014年9月21日 14:37

 オーストラリアで開かれていたG20(=主要20か国・地域財務相・中央銀行総裁会議)は共同声明を採択して閉幕した。

 世界経済への影響が懸念されるヨーロッパ経済の停滞などを踏まえ財政出動など機動的な対応をする必要があるとの認識で一致した。会議には日本から麻生財務相と日銀の黒田総裁が出席して20日と21日の2日間にわたり行われた。

 終了後に公表された共同声明では、「世界経済は、依然として、継続的な需要の弱さに直面」しているとの認識が示された。

 G20はこれまで、関係国全体のGDP(=国内総生産)の成長率を5年間で2%底上げする目標を示しており、目標達成のためには現在のヨーロッパ経済のデフレ傾向への懸念などを踏まえ、「機動的に財政戦略を実施する」との考えで一致した。

 関係国は目標達成のために11月に予定されている首脳会談までに今後も必要な施策の特定を進めるとしている。