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北里大・馬渕教授らにイグ・ノーベル賞

2014年9月19日 17:12
北里大・馬渕教授らにイグ・ノーベル賞

 「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に贈られるイグ・ノーベル賞、今年の物理学賞に北里大学のチームが選ばれた。

 「バナナの皮はどれくらい滑りやすいか」を解明した日本の研究者が18日、アメリカ・ケンブリッジのハーバード大学で受賞した。

 イグ・ノーベル賞はユーモアと独自性に優れた研究に与えられる賞で、今年の物理学賞は「バナナを踏んだときの摩擦係数」について研究を行った北里大学の馬渕清資教授のチームに贈られた。

 馬渕清資教授「本業である人間の体に関して、知識も深まった。いろいろな意味でよかった」

 馬渕教授の専門は「人間の関節の動き」だが、関節をなめらかに動かす仕組みとバナナの皮の滑りやすさには共通点があることに気づいて研究を始め、バナナの皮を踏むと普通に歩くよりも約6倍滑りやすくなることを実証したという。

 また授賞式では、今年6月に末期のガンであることを告白したドクター・中松氏が基調講演を行い、「ガンを撲滅するための発明をしたい」と宣言した。