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民主党、新役員人事で「挙党態勢」構築へ

2014年9月16日 1:15
民主党、新役員人事で「挙党態勢」構築へ

 民主党の海江田万里代表が15日夜に会見し、岡田克也前副総理を代表代行に、福山哲郎元官房副長官を政調会長に起用するなどの新たな役員人事を発表した。

 海江田万里代表と枝野幸男新幹事長は15日夜、都内で会談し、新しい役員人事の骨格を固めた。この中で、国政選挙の候補者調整などを担当する代表代行に岡田克也前副総理、国会対策委員長に川端達夫元総務相、政策調査会長に福山哲郎元官房副長官を起用することが決まった。閣僚経験もある党の重鎮クラスを積極的に登用し、挙党態勢を構築する狙い。

 海江田万里代表「もう一度、民主党の原点に戻って民主党の考え方を正面からぶつけて自民党の政権と対峙(たいじ)をしていきたいと、そうした布陣になっている」

 また、枝野幸男新幹事長は「民主党が選挙に負けてからの間に積み重ねてきたものを前に出していく役割を担いたい」と述べ、今後の党運営に対する意気込みを語った。

 新しい党役員人事は16日、岩手で開かれる両院議員総会で党所属議員の了承を得た後、正式に決定する運び。