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“取り消し・謝罪”朝日新聞を閣僚らが批判

2014年9月12日 12:28
“取り消し・謝罪”朝日新聞を閣僚らが批判

 福島第一原発事故で当時の吉田昌郎所長に聴取した記録、いわゆる「吉田調書」をめぐり、朝日新聞が過去の記事を取り消し、謝罪した問題で、朝日新聞に対し、閣僚や自民党幹部からは批判の声が相次いでいる。

 石破地方創生相「こういう間違いが起こるというのはなぜなのか、国語能力が足りないのか、それともその他の理由なのか、そこはぜひ明らかにしてもらいたいですよね」

 自民党・稲田政調会長「(朝日新聞には)謙虚な姿勢で、真実や事実には向き合っていただきたい。(報道で損なわれた日本の名誉と信頼を)回復するための措置を講じていただきたい」

 朝日新聞は今年5月、「吉田調書を入手した」として、「福島第一原発の所員の9割が吉田所長の待機命令に違反し、第二原発に撤退した」などと報じていた。しかし、木村社長らが11日夜、緊急の記者会見を開き、「記者の思い込みや記事のチェック不足」による誤った記事であるとして取り消し、謝罪した。