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「日本自殺総合対策学会」を設立

2014年9月8日 1:44
「日本自殺総合対策学会」を設立

 日本では今も年間2万7000人を超える人が自殺で亡くなっている。こうした中、より自殺対策をすすめていくため、「日本自殺総合対策学会」が設立され、都内で、設立記念フォーラムが開催された。

 「日本自殺総合対策学会」は、自殺対策に取り組む全国のNPO法人や医師、自治体のトップらが発起人となり設立され、7日に設立記念フォーラムが開かれた。

 日本で自殺した人の数は、2010年から減少し、2012年には15年ぶりに年間3万人を下回ったものの、去年1年で2万7000人を超える人が亡くなっている。

 学会の発起人 NPO法人ライフリンク・清水康之代表「ここ数年、より深刻化しているのが若年世代の自殺です。今、日本社会で亡くなっている20代、その約半数は自殺によって亡くなっています」

 新たに設立された「学会」では、現場での実践的な取り組みを踏まえて、学問的立場から検証し、自殺に関する政策立案に活用するための枠組みをつくりたいとしている。