第２次安倍改造内閣が３日、正式に発足し、安倍首相は記者会見で、「実行実現内閣として国民の負託に応えていく覚悟だ」と強調した。

　安倍首相「諸政策を心機一転、さらに大胆にかつ力強く実行するため、本日、内閣改造を行いました。新たな陣容のもと、フレッシュな気持ちで、さらにパワーアップしながら内外の政策課題に全力で取り組む。実行実現内閣として、引き続き国民の負託に応えていく覚悟であります」

　安倍首相はそのうえで、今回の改造内閣が取り組む大きな政策課題として地方創生と安全保障法制の整備を挙げた。

　そして、地方創生担当相に石破氏を起用した理由について、「農政のプロとして地方の実態に通じ、経験豊富で実行力の高い石破氏にお願いした」と述べた。

　安倍首相はまた、自民党の新たな幹事長に谷垣氏を選んだ理由について、「厳しい野党時代の自民党をまとめあげ、政権交代に道筋をつけた手腕に期待をしている」と説明した。

　党３役と閣僚あわせて６人の女性を起用したことについては、「能力のあるメンバーだと確信している。女性ならではの目線で、新風をまきおこしてほしい」と期待感を示した。