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パキスタン衝突 3人死亡、500人超ケガ

2014年8月31日 21:52

 パキスタンで30日から31日にかけて、シャリフ首相の辞任を求めるデモ隊と治安部隊が衝突し、首都・イスラマバードでは3人が死亡、500人以上がケガをした。

 地元メディアによると、イスラマバードではデモ隊が首相公邸に向かって行進し、バリケードを取り除こうとしたところ、治安部隊が催涙弾を発射し、デモ隊も投石するなどして応戦した。病院関係者によると、デモ隊の3人が死亡、双方合わせて500人以上がケガをしたという。衝突はパキスタン最大の都市・カラチなどでも起きている。

 パキスタン各地では、去年の総選挙で不正があったとして、首相の辞任を求めるデモが2週間以上にわたって続いているが、シャリフ首相は一貫して辞任を拒否している。衝突に発展したことで、話し合いによる解決は困難になり、緊張が高まっている。