安倍首相は３１日朝、日本を訪問中のインドのモディ首相とともに真言宗の総本山である京都の東寺を訪れた。

　インドのモディ首相は今年５月に就任したばかりで、南アジア地域以外の外国を訪問するのは日本が初めて。モディ首相は仏教に興味があるということで、安倍首相は自らが案内役をかって出た。外国首脳の地方訪問に首相が同行するのは異例のことで、首相周辺は、「それだけインドを重視しているということだ」と説明している。

　安倍首相としてはインドとの関係を強化することで海洋進出を強める中国をけん制する狙いもある。両首脳は、９月１日に都内で首脳会談に臨む。