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中間貯蔵施設 県と候補地事実上受け入れへ

2014年8月29日 22:19
中間貯蔵施設 県と候補地事実上受け入れへ

 福島県内の除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設をめぐり、県と候補地の双葉町、大熊町の2町は30日、事実上、建設受け入れを決める見通し。

 中間貯蔵施設をめぐり、国は、県や候補地の大熊町と双葉町に「廃棄物の県外での最終処分を法で定めること」や「地域振興策」などを示し、建設受け入れに理解を求めていた。29日、県はこれまでの国との協議内容や施設の安全性を改めて精査。関係者によると大きな異論はなかったという。このため県は30日、2つの町と協議し国が地権者との用地交渉に向けた説明会を開くことを容認し、事実上、建設受け入れを決める見通し。

 県と2つの町は、来月1日にもこの方針を国に伝えるが、全ての地権者の理解を得られるかは不透明。