北朝鮮からの調査報告を待つ拉致被害者の家族らが２８日、都内で行われた集会に参加し、改めて被害者全員の救出を訴えた。

　拉致被害者家族会・飯塚繁雄代表「期待と不安がごちゃまぜになっています。それ（結果）に対して、（政府が）どうするかということが相当大きな鍵になる」

　横田めぐみさんの母・早紀江さん「連れて行かれた人たち全部、罪のない人を連れて行って、向こうでそういう目にあわせている人を返しなさい。親はもうただ返してもらえればうれしい」

　また、家族らと共に集会に参加した中山元拉致問題担当相は、国交正常化は拉致被害者全員の帰国を前提条件として進められるべきであり、北朝鮮に対する制裁は被害者救出への何らかの確証をもとに解除されるべきとの見解を示した。