２９日の東京株式市場で日経平均株価は値を下げ、終値は前日比３５円２７銭安の１万５４２４円５９銭。

　前日のアメリカ・ニューヨーク株式市場では、ウクライナ情勢を巡って、ロシア軍が直接介入に踏み切ったとの見方が伝えられるなど先行きへの懸念が広がり、ダウ平均株価は値を下げた。２９日朝の東京株式市場でも、このアメリカの株安の流れを受けて日経平均株価は値を下げた。今月の最終売買日ということもあり、利益を確定するための売り注文が先行し、株価は一時、前日比１００円以上値を下げる場面もあった。午後は外国為替市場で、円相場が２８日に比べてやや円安に傾いたことから、買い注文も入り、日経平均株価の下げ幅は縮小した。

　東証１部の売買代金は、概算で１兆８０５２億円。売買高は、概算で２０億５９３７万株。