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防衛省の概算要求 過去最大5兆545億円

2014年8月29日 21:08
防衛省の概算要求 過去最大5兆545億円

 離島防衛を強化するため、防衛省は来年度予算の概算要求に新型輸送機オスプレイの購入費などを盛り込み、過去最大となる5兆545億円を計上した。

 防衛省の2015年度予算の概算要求総額はアメリカ軍再編経費などを含め、過去最大となる5兆545億円だった。今年度予算と比べて3.5%増え、3年連続の増額となる。

 中国を念頭にした尖閣諸島などの離島防衛の強化が柱で、オスプレイを配備する佐賀空港周辺の土地取得費などの約109億円を含め、水陸両用作戦部隊の拠点整備に合計190億円を計上した。

 さらに、スクランブル対応などを行う最新鋭のステルス戦闘機F35を6機購入するため1139億円を計上したほか、具体的な機体数の明記は見送ったものの、オスプレイをはじめ、無人偵察機グローバルホークや早期警戒管制機、水陸両用車も購入する方針。