２７日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は企業の好調な決算発表などにより、前日比１５ドル以上値を上げて取引を終えた。

　２７日は主要な経済指標の発表はなかったが、高級ブランド「ティファニー」が５月から７月までの期間の決算を発表し、純利益が前年比１６％以上増加したことがわかった。企業業績の好調さが続いていることから、市場では買いが優勢となった。また、市場関係者によると、債券の利回りが低下していることで株価が上がりやすい状態になっているという。一方で、株価は高値圏にあるため、利益を確定しようという売りも進んで、上げ幅は限定的となった。ダウ平均株価は前日比１５ドル３１セント高の１万７１２２ドル０１セントで取引を終えた。

　ハイテク株中心のナスダック総合指数は、前日比１．０２ポイント安の４５６９．６２で取引を終えている。