今月２０日に起きた広島市の土砂災害は、死者が７２人となった。残る行方不明者の捜索が続く一方、被災者の生活再建支援も本格化してきた。

　捜索は２８日も３３００人態勢で行われた。これまでに亡くなった人は７２人で、また４人が行方不明のおそれ。

　一方、家を失った人などに半年間無償で貸し出される公営住宅の入居が始まった。広島県や広島市が提供する住宅は１５７戸。抽選で当たった人は、さっそく新しい住まいの下見をした。

　市営住宅への入居が決まった女性「のんびりできる。ひと安心もふた安心も」

　現在、５６０世帯、約１２００人が避難生活を送っている。抽選に漏れた被災者には、国も住宅支援を表明している。