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デング熱、新たに2人 代々木公園で感染か

2014年8月28日 18:18
デング熱、新たに2人 代々木公園で感染か

 厚生労働省は、国内でデング熱に感染した人が、27日に発表した女性に加え、さらに2人確認されたと発表した。3人は同級生で、東京の代々木公園でデングウイルスを保有する蚊に刺されて感染した可能性があるという。

 厚労省などによると、新たにデング熱への感染が確認されたのは、東京都に住む20代の男性と埼玉県に住む20代の女性で、いずれも海外渡航歴はないという。2人とも入院しているが、快方に向かっている。

 26日、埼玉県に住む10代の女性が、デング熱に感染したことが確認されたが、この3人は、東京都内の同じ学校の同級生で、学園祭の練習のため、今月上旬から中旬にかけて、一緒に週に3回ほど代々木公園に出かけ、蚊に刺されたという。

 厚労省によると、蚊がデング熱に感染した人を刺すと、蚊の中で、1週間ほどかけてウイルスが増殖するという。都は26日から27日にかけて、3人が蚊に刺された渋谷門付近で35匹の蚊を調べた結果、デング熱のウイルスを持つ蚊は見つからなかったという。

 しかし、都は、代々木公園でデングウイルスを保有する蚊に刺されて感染した可能性もあるとして、この付近を29日朝まで立ち入り禁止にして、蚊の駆除を行うという。