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イスラエルとハマス 長期的「停戦」に合意

2014年8月27日 6:56

 パレスチナ自治区のガザ地区でイスラエルによる軍事作戦が始まってから50日目となった26日、イスラエルとイスラム原理主義組織・ハマスが長期的な停戦に合意した。

 停戦は仲介役のエジプト政府が提案したもので、26日、イスラエルとハマス双方が合意。日本時間27日午前1時に発効した。

 ハマスの報道官は停戦の合意について「きょうここでガザ地区の勝利を宣言する」と表現している。

 ロイター通信によると、合意した停戦案には攻撃の無期限停止や、ガザ地区の検問所を開放することなどが盛り込まれているという。また、ハマスが求めているガザ地区の港の建設など、さらに本格的な経済封鎖の解除については今後も協議が続けられるという。

 これまでの戦闘でガザ地区では2100人以上が死亡、イスラエル側の死者も68人に上った。事態は収束に向けた重大な局面を迎えたが、これまでも停戦の崩壊が繰り返されてきただけに、予断を許さない状況は続きそうだ。