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首相と石破幹事長 3週間ぶりに顔合わせ

2014年8月26日 12:14
首相と石破幹事長 3週間ぶりに顔合わせ

 来月の内閣改造・自民党役員人事で処遇が焦点となっている石破幹事長と安倍首相が26日、党の役員会で3週間ぶりに顔を合わせた。

 石破氏の処遇をめぐり神経戦が続いている安倍首相と石破氏だが、テレビカメラの前では2人が笑顔で言葉を交わす場面も見られた。

 役員会では、安倍首相が「安全保障、地域創生、日本を取り戻す戦いの第2章が始まるので、人心を一新して臨みたい」と述べ、来月3日に内閣改造を行う考えを伝えた。

 石破氏「(Q:幹事長の続投は?)それは人事権者たる総裁がお決めになること。(Q:安倍首相と具体的に話していない?)さようでございます」

 石破氏は25日、「首相と100%意見が一致する方がやるのが望ましい」と述べ、安保法制担当相への就任を正式に要請されても辞退する考えを表明していた。

 安倍首相は、石破氏が辞退する考えを示していることについて周辺に不快感を伝えており、石破氏は「無役」となる可能性が高まっている。近く行われるとみられる安倍首相と石破氏の会談で最終判断する見通しだが、党内に亀裂を残す可能性もあり、安倍首相は難しい判断を迫られることになる。