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広島豪雨被害は捜索活動難航 現場の様子は

2014年8月22日 11:47
広島豪雨被害は捜索活動難航 現場の様子は

 広島市北部で起きた大規模豪雨による被害は、深刻さを増してきた。捜索活動も雨で一時中断するなど難航している。最も被害の大きい広島市安佐南区の八木地区から広島テレビ・山上優子アナウンサーが中継。

 広島県警によると、22日午前8時現在の死者は39人、行方不明者はさらに増え、52人のおそれがあるという。

 災害発生から2日目の夜を迎えた広島市安佐南区は21日午後9時過ぎ、再び激しい雨に見舞われた。徹夜で予定されていた行方不明者の捜索は22日午前9時まで中断された。激しい雨で安佐南区緑井などの約1700世帯4300人に最も強制力のある避難指示が出されている。

 広島市の松井市長は22日午前11時から緊急の記者会見を開いている。その中で、被災者の負担をなるべく減らすように生活再建支援の手続きを各避難所で行えるように体制を整えていく考えを示した。

 現在、広島市には大雨警報が発令されている。追い打ちをかけるような雨の中で、行方不明者の捜索は難航が予想される。捜索活動は22日午前9時に再開されたが、現場一帯は大量の土砂とがれきに加え、断続的な雨で地盤も緩んでいて、捜索は2次災害を警戒しながら慎重に進められている。