２１日の東京株式市場で、日経平均株価は９営業日続けて値を上げ、前日比１３１円７５銭高の１万５５８６円２０銭で取引を終えた。

　前日のアメリカ・ニューヨーク株式市場でダウ平均株価が値を上げた流れを受けて、東京株式市場でも買い注文が先行した。また、外国為替市場ではアメリカの利上げの時期が早まるとの見方が広がり、ドル買い、円売りが優勢となった。このため、円相場が約４か月半ぶりに１ドル＝１０３円台後半と円安に傾いて、輸出関連株などが買われ、２１日朝の株価は、前日比１５０円近く値を上げる場面があった。ただ、午後になると、アジアの株式市場が値を下げた流れを受けて様子見ムードが広がり、株価は伸び悩んだ。

　東証１部の売買代金は概算で１兆７８５１億円、売買高は概算で２０億９４９５万株。