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北朝鮮軍「いつでも先制打撃」と米韓威嚇

2014年8月17日 16:49

 北朝鮮軍は18日から始まるアメリカと韓国の合同軍事演習を強く非難した上で「我々の先制打撃がいつでも開始される」と威嚇した。

 北朝鮮の人民軍総参謀部は17日、報道官声明を発表し、韓国で18日から始まる米韓合同軍事演習について、北朝鮮への先制打撃を目的としたもので核兵器が大量に投入されると非難した。

 北朝鮮は「米韓は我々に宣戦を布告した」と主張した上で「我々の強力な先制打撃がいつでも無慈悲に開始される」「我々が決心すれば侵略の本拠地は火の海になる」と威嚇した。

 北朝鮮は米韓合同軍事演習の中止を強く要求しているが、アメリカ軍と韓国軍は防衛のための訓練だとして予定通り実施する構え。

 北朝鮮は合同演習に反発する形で今年6月後半以降、弾道ミサイルやロケット砲を相次いで発射していて、今回の声明は今後も発射を強行する立場を示したものとみられる。