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岐阜県内で記録的豪雨 増水被害も

2014年8月17日 16:34
岐阜県内で記録的豪雨 増水被害も

 岐阜県では各地で記録的な豪雨になっていて、高山市では増水した川の水で川岸がえぐりとられるなどの被害が発生した。

 停滞する前線に南から湿った空気が流れ込み、岐阜県では各地で雨雲が発達、長い時間雨が降り続いている上、高山市では8月としては観測史上最も多い1時間に57ミリの非常に激しい雨を観測した。

 この雨の影響で、高山市西之一色町では苔川の水位が上昇、午前9時頃、川岸をえぐりとられたと警察に通報が入った。付近には避難勧告が出され、住民が避難所となっている小学校に避難している。

 また、岐阜県によると、高山市清見町では川の増水によって橋が流される被害が出ている。これまで災害対策本部には、ケガ人の情報は入っていないという。

 岐阜県内では、各地で土砂災害など災害発生の危険度が高まっていて、高山市では土砂災害警戒情報が出されている。また、高山市で7925世帯2万414人に、飛騨市で59世帯159人に、下呂市で412世帯1264人に、避難勧告が出されている。

 気象台によると、岐阜県の美濃や飛騨地方では、今後も1時間に70ミリの非常に激しい雨が予想されていて、17日夜遅くにかけて、土砂災害や浸水などに警戒するよう呼びかけている。