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メニューの松阪牛、実は安い肉…木曽路3店

2014年8月14日 23:34
メニューの松阪牛、実は安い肉…木曽路3店

 しゃぶしゃぶの店を運営する名古屋市の「木曽路」が、大阪市などの3店舗で、ブランド牛として提供していたメニューに安い和牛の肉を使っていたことが分かった。

 木曽路によると、2012年4月から先月にかけて、北新地店(大阪市)、神戸ハーバーランド店(神戸市)、刈谷店(愛知県刈谷市)の3店舗で、松阪牛や佐賀牛として客に出していたメニューに、ブランド牛より安い和牛の肉を使っていた。3店舗で合わせて約7200食を販売しており、このうち大阪市の北新地店が最も多い6880食を占めている。

 先月、大阪市消費者センターが北新地店に調査に入ったことをきっかけに、木曽路がすべての店を調べたところ今回の問題が発覚。木曽路では材料費の管理を料理長が行っており、利益を上げるために虚偽表示を行っていたという。北新地の料理長は、「材料費の目標管理が楽になる」などと話しているという。

 木曽路では、該当する客に、差額分の食事券を送るなどの対応をするとしている。