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基地移設へブイ設置 海上で陸上で抗議行動

2014年8月14日 17:19
基地移設へブイ設置 海上で陸上で抗議行動

 沖縄・宜野湾市のアメリカ軍普天間基地の移設に向け、海上に作業区域を示すブイなどを設置する作業が、沖縄・名護市辺野古の沿岸部で14日朝から始まった。現在の様子について、江口友起記者が中継。

 14日朝から始まった作業は、関係者以外の立ち入りを禁止する作業区域を示すためブイなどを設置するもの。抗議を行う船を海上保安庁の船が数隻で取り囲み、一切、作業区域に立ち入らせないという様子だった。

 一方、キャンプ・シュワブのゲート前では、約100人の市民らが抗議行動をした。中には、沖縄の地上戦を生き延びたという女性も参加していた。

 抗議に参加した人「今の状況が、70年前の戦争が来る前の状況と同じ。あっちにもこっちにも基地、こっちに自衛隊、あっちに自衛隊。見てごらん、戦争の足音が聞こえてくるよ」

 この後、行うボーリング調査を、防衛省は11月末までに終わらせ、海の埋め立て工事に入りたい考え。しかし、住民の根強い反発に加え、11月の沖縄県知事選挙では辺野古の移設問題が最大の争点になる見通しで、予断を許さない。