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笹井氏 遺書に“不当バッシングに疲れた”

2014年8月13日 1:30
笹井氏 遺書に“不当バッシングに疲れた”

 自殺した神戸の理化学研究所の笹井芳樹副センター長が、妻などに宛てた遺書に「理研への責任から疲れ切ってしまった」などと記していたことが分かった。

 STAP細胞論文の共著者の1人で、先週、自殺した理化学研究所の笹井芳樹副センター長の遺族が12日夜、妻などに宛てた遺書の概要を明らかにした。これによると、自ら命を絶った理由について「理研やラボへの責任から疲れ切ってしまった」と記されていたという。また、「マスコミなどからの不当なバッシングにも疲れた」との趣旨の記述があったことも分かった。

 遺族の代理人・中村和洋弁護士「『CDB(発生・再生科学総合研究センター)の解体』というような提言がなされたときは(笹井氏は)相当ショックを受け落ち込まれた」

 遺書にはさらに「今までありがとう」「先立つことについて申し訳ない」とも書かれていたという。