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米国がイラクでイスラム過激派に空爆

2014年8月9日 1:35

 政府軍とイスラム過激派組織「イスラム国」との攻防が激化するイラクで8日、アメリカが過激派に対して空爆を行った。

 国防総省の発表によると、アメリカ軍は日本時間8日午後8時前、イラク北部のアルビル近郊でイスラム過激派組織「イスラム国」の移動式大砲に戦闘機から爆弾を投下した。過激派は、アルビルを守るクルド人部隊への攻撃を行っていたという。イラクでの軍事攻撃は2011年にアメリカ軍が完全撤退して以来、初めて。

 アルビルにはアメリカが軍事顧問団を配置していて、オバマ大統領は前日に、アメリカ人が危険にさらされた場合にも限定的な空爆を行うことを承認したばかりだった。

 国防総省は、今後も「イスラム国」がアメリカ軍兵士や施設を脅かす場合には攻撃を続けると強調している。