レターパックの現金、警視庁が差し押さえ
東京・銀座の郵便局で、現金約400万円が入ったレターパックが2通見つかり、警視庁は詐欺グループに悪用されたものとみてこの現金を差し押さえた。
日本郵便は、レターパックで現金を送らせる詐欺事件が増えているため、先月からX線検査で確認をして現金が入っていれば警察に通報する対策を始めた。
銀座の郵便局で先月、それぞれ398万円と390万円が入ったレターパックが見つかり、警視庁が捜査したところ、詐欺グループがだまし取った金とみられることがわかったという。このため警視庁は、レターパックで現金を送ることを禁じた郵便法に違反するとして現金を差し押さえた。この新たな対策に基づく警察による現金の差し押さえは全国初だという。