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台湾でガス爆発 24人死亡、271人ケガ

2014年8月1日 12:46

 台湾南部・高雄市で日本時間1日未明、大規模なガス爆発があり、24人が死亡する惨事となっている。

 爆発が起きたのは日本時間1日午前1時頃で、高雄市の中心部にほど近い住宅街で複数回発生した。この爆発の影響で現場は広範囲に道路がめくれ上がるなどし、あちこちで火災が発生している。

 台湾当局によると、これまでに消防士を含む24人が死亡、271人がケガをした。また、現在も2万3000世帯のガスが止まり、1万2000世帯が停電している。

 地元メディアは、少なくとも6回の爆発があったと伝えている。一帯では先月31日夜から広い範囲でガスが漏れているとの報告が寄せられていた。

 台湾の通信社によると、当局が現場付近の気体の成分を分析した結果、「プロピレン」か「エチレン」などの石油化学原料が漏れた可能性があるとの見方を示しているという。