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NY株317ドル安 終値1万6563ドル

2014年8月1日 7:21

 先月31日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価はアルゼンチンがデフォルト(=債務不履行)の状態に陥っていることなどを受け、大きく値を下げて取引を終えた。

 先月31日は、ヨーロッパやアメリカ企業の決算発表が投資家の期待を下回る結果となり、ダウ平均株価は売りが先行する流れとなった。これに追い打ちをかけたのはアルゼンチン政府が国の借金返済をめぐってアメリカの投資ファンドと対立している問題で、デフォルトの状態に陥っていること。これらの要因が投資家の心理を冷やす結果となり、売りに拍車をかけた。

 この結果、優良株で構成するダウ平均株価は前日比317ドル06セント安の1万6563ドル30セントで取引を終えた。また、ハイテク株中心のナスダック総合指数は、前日比93.13ポイント安の4369.77だった。

 1日は、先月の雇用統計が発表される。株価を大きく変動させる要素となるため、市場関係者は注目している。