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検問にネット遮断…情報統制強化 ウイグル

2014年8月1日 1:45

 中国の新疆ウイグル自治区・カシュガル地区で発生した暴動事件をうけて、中国当局は、現場周辺の立ち入りを厳しく規制するなど、情報統制を強めている。

 先月28日に武装集団が警察署などを襲撃し、数十人が死亡したカシュガル地区では、先月31日も、街中に多くの警察官が銃を持って配備されていた。そして、ウイグル族を相手に、職務質問をする場面も見られた。

 また、暴動の現場となったヤルカンド県に向かう道路では検問が行われていて、現場周辺への立ち入りが制限されていた。周辺の道路を数十キロにわたって封鎖しているとみられる。

 地元住民の話では、カシュガル地区では事件発生以後、先月30日まで、一部地域でインターネットが遮断され、携帯電話のショートメールも使用できない状況だったということで、ウイグル族を力で押さえつけようとする当局が情報統制を強めているものとみられる。