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栃木・塩谷町に最終処分場、環境相が説明

2014年8月1日 3:28
栃木・塩谷町に最終処分場、環境相が説明

 福島第一原発の事故で放射性物質に汚染されたごみのうち、「指定廃棄物」の栃木県内の最終処分場の候補地に、塩谷町の国有地を選定したことについて、石原環境相が改めて理解を求めた。

 先月31日、最終処分場建設に反対する人たちが集まる中、石原環境相は栃木県の市町村長会議に出席した。

 石原環境相は、「塩谷町寺島入の国有地を、最終処分場建設のための詳細調査の候補地として選定させていただきました」と伝えた上で、選定の経緯や理由について説明、建設への理解を改めて求めた。

 福島第一原発事故の影響で発生した、放射性セシウムの濃度が1キログラムあたり8000ベクレルを超える「指定廃棄物」について、環境省は、栃木や宮城など5県では、県内で最終処分場を新設するため、候補地の選定を進めている。

 環境省は、県や地元自治体と協力し、今後、住民説明会を開くなどして理解を得ていきたい考え。